和室の空間

洋風の住宅が増えていく中、和室の空間が減ってきているように思えます。私の周りの友人宅にも和室のない家が圧倒的に多いです。私は輸入住宅に憧れる一方で狭いスペースでもいいので畳の和室の空間がほしいなと考えています。それは自分の住み育った環境が畳の部屋だったからでしょう。畳の空間はどこかフローリングの部屋よりも落ち着きを感じます。

最近では洋風のフローリングのリビングと和室が繋がった和洋折衷のリビングが増えてきました。洋風デザインと和風のデザインをうまく調和させることでテイストの違う空間でも統一感が生まれてきます。フローリングでは休憩するのにゴロンとなりにくいですが、畳の空間にゴロンと横になれるのは最高の安らぎとも言えるでしょう。洋室と和室の床面に段差をつけることで違った素材の床材やクロス、そして照明であっても違和感なくくつろげることでしょう。段差が低すぎればつまずいてしまいますし、高すぎれば部屋に圧迫感を与え統一感が失われてしまいます。段差の高さには十分配慮しなければなりません。

畳の良さは畳そのものの性質にもあります。畳は吸湿性や吸音性に優れています。い草の香りも畳独特の特徴です。高温多湿の日本には湿気の調整として畳が活躍してくれるのです。横になったり、素足で歩いても感触の良さは言うまでもありません。最近は畳の素材やサイズ、色は増えてきて、洋風住宅の家でも融合しやすい和室空間を造り出すことができます。洋風のものが主流になっていますが、和室に欠かせない畳の良さを再認識して日本本来の和室の空間も大切にしていきたいものです。

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This entry was posted on 木曜日, 10月 20th, 2016 at 10:00 AM and is filed under 住宅. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.