空間にメリハリを

最近の住宅の傾向の一つとしてLDKの一体感を高めることが挙げられます。LDKの間にはできるだけ壁や建具で空間を区切らず、広さや開放感を与えてくれるような空間造りが人気なのです。魅力を感じる一方で、壁や建具がないことで空間が間延びしてしまったり、空間にメリハリを感じられなくなってしまうことがあります。

例えばキッチンとダイニングを横並びにする場合、キッチンとダイニングの境にアーチ状の垂れ壁を設けるのです。そうすれば完全に壁で空間を区切るのとは違い、それぞれの空間との繋がりを感じられながらも、それぞれの空間にしっかりとメリハリを付けることができます。アーチ状の垂れ壁も最近多く用いられています。圧迫感を与えず緩やかに空間を区切ってくれるのです。

他にはリビング部分をダウンフロアにして他の空間と高低差をつけて空間を区切るのもいいのではないでしょうか。リビングをダウンフロアにすることで適度なこもり感が得られます。より落ち着いた印象になりますし、くつろぎやすくもなります。またダウンフロアにすることで天井が高くなります。より広さや開放感を感じられるのです。

または床でそれぞれの空間をゾーニングするのもいいと思います。ダイニングとリビング部分の床の素材やデザイン、色味を変えるのです。床材が違うだけなので空間の開放感はそのままにそれぞれの空間にメリハリが生まれます。LDKの一体感を大事にすることを考えると同時に、空間のメリハリをきちんと感じられるようにも配慮してほしいと思います。

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This entry was posted on 水曜日, 3月 16th, 2016 at 12:42 PM and is filed under 住宅. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.